移植
「最初に選びたい学習方法」
●どんぐり問題の使い方を中心に、どんぐり理論を平易に解説した入門書です。<現在は上・下別冊>
*主に、千葉教室の<ちゃこ先生>に書いて頂いています。
*今読み返してみても、とても良く出来た解説書になっています。
<はじめに>
どんぐり問題は算数の文章問題という形をとっていますが、単なる算数の応用問題ではありません。また、確実に思考力養成が出来るように仕組まれていますので、思考の本体ではない「算数語」という「計算式」は、あまり重要ではありません。特に、低学年では「式はいりません」と言ってもいいくらいです。ただ、答えにたどり着くには、複雑な計算を要求されますので、小4前後から計算式も書くようにすれば、どんぐり問題だけで計算力も育てられます。
*算数の問題なのに計算式を書かなくてもいい。
…では、何をすればいいのでしょう?
…絵を描くだけです。
おやつを食べながら、ジュースを飲みながら、鼻歌を歌いながら、楽しく絵を描く。それだけでいいのです。絵は得意じゃないというお子さんもいらっしゃるでしょうが、そのような場合でも、なるべく、描きたくなるような雰囲気を作ってあげて下さい。これは、とても大事な事ですので、出来るだけ工夫をして、子供自身が自分で絵を描くことを楽しめるようにしてあげて下さい。それだけで、どの教科にも応用でき、一生使える「考える力」と、分からないことに対しても、マイナスのイメージを感じるのではなく、ワクワクするプラスのイメージを持ち、その分からないことさえも楽しく考えることが出来る心が育ちます。
■目次(上)
□はじめに□分かるということ・考えるということ□どんぐり問題のやり方□保護者・指導者・先生へ□本当の学力□こんな時どうする?どんぐり問題Q&A□どんぐり問題を楽しむ工夫□学校の勉強もどんぐり流で□各学年の簡単な解説(年長□小3)□どんぐり問題作者より
■目次(下)
□はじめに□考えるということ□覚えるということ□危険な丸暗記□高学年の「どんぐり問題」□保護者・指導者・先生へ□高学年のどんぐり Q&A□中学受験の注意点□各学年の簡単な解説(小4〜小6)□補足□あとがき□どんぐり問題作者より
※高学年でも低学年用の問題から使用して下さい。考える方法は学年に関係なく、同じ方法だからです。「急がば回れ」 在籍学年より下の学年の問題をすることは、一見回り道に見えますが、実は近道なんです。誰もが、大きなジャンプをする時には、膝を曲げて準備する時間が必要だからです。シッカリ膝を曲げて、大きく大きくジャンプして下さい。
<抜粋>
■使用上の注意
1.まとめてやらない。1週間に1~.2問が最適。
*宿題も含め、余計なこと(単純作業的思考)はさせずに主体的に工夫して遊ぶことが大事。
2.ゆっくり、ジックリ、丁寧に解く。高速学習法との併用はしない。
3.必ず絵(図) を描いて、目で考える。絵(図) を描かずに「分からない」は「考えていない」証拠。
4.暗算はしないで、筆算を記録しておく。暗算は「十の補数と九九」に限定する。
5.間違いに気づいても絶対に消しゴムを使わない。思考の軌跡が大事。
6.考える過程(特に、工夫して考え始めるまで)が大事なのでヒントはもらわない。
7.どうしても解けなければ、一ヶ月後(あるいは、夏休み)に再挑戦する。
8.たとえ、直ぐには分からなくても「分からな~い」と言って諦めない。絵(図) は描ける。
*消しゴム厳禁。間違ったら×を書いておく。
* 一題ずつ、切ってノートに貼って使います。1~.2 ページに1題。
* ヒントは厳禁です。語句の説明はOK。漢字の読みと意味は教える。
■使用方法:切り取ってノートに貼って使います。
1.読むのは1回だけ。一行ずつ、「読んで描く、読んで描く」ことが大事。
*一度で読みとれるように練習することが、重要なので「何度も読みなさい」とは言わない。「何度も読みなさい」
と言うと「何度読んでもいいんだから~.」
になります。「一度しか読めないからー」という覚悟を育てることが大事。
*一読絵コンテ読解(どんぐり方式)は、国語の読解力や授業の理解力養成にもなります。
*特に言葉(会話や授業なども含みます)は1回しか聞けない上に瞬時に消えてしまいます。聞く力を伸ばすために
も「何度も読みなさい」とは言わない。
時間をかけても、一読で絵図を描けない場合や、分からない場合は、キチンと間違って「分からん帳(お宝帳)」
に入れて、後日、挑戦します。
2.消しゴムは絶対に使わない。
*考えた(考え直した)軌跡が子供を理解する好材料になるので、消しゴムは使わないようにする。この記録が宝物
となる。
3.分かっても絵図を描く。
*描くことを楽しむ。「解ければいい」ではもったいない。絵図を描くことで、初めて見えてくるものがたくさんあ
る。最も効果的な思考回路養成になる。
4.描いたら文章は見ないで絵図だけで考える。
*絵図を使って(参考にして)頭で考えるのではなく、絵図そのもので(目で)考える。これが大事。
5.答えが見えるように絵図を描き直す。
*絵図を描き直すことで、柔軟な思考回路を作ることが出来る。
6.答えが出たら(見えたら)計算して確認する。
*必ず筆算で計算する。暗算ができても、暗算は「10 の補数と九九」だけに限定する。少量を丁寧に味わうことが
大切。
7.要求されている設問内容に合わせて丁寧な計算式を書く。
*計算式は算数・数学の言葉なので過不足無く書き出す。筆算はメモなのでここでは不要。
8.答えは計算式とは別に単位に注意して書き出す。
*答案用紙には「絵図・筆算・計算式・答え」が必要ですが、小3~.4くらいまでは絵図だけでも結構です。
線分図は、最も応用の利かない絵図ですので、特に低学年では使わない。
…………………………………………………………………………………………………………………………………
■ヒントについて
・原則禁止ですが、全く知らない語句だけは教えます。ただし、「分からない・知らない」と言われて
直ぐに、「それは~.」ではいけません。知っているのに使えない(思い出せない・利用できない)だけの
場合が多いからです。ここに気付かずに説明してしまうと
<知っているのに使えないから聞く>→<その場だけ出来る>→<また聞く>の悪循環になります。
・「分からない・知らない」語句でも、子供の記憶・経験の中で説明できるかどうかを探りながら、
子供自身に自分の記憶を再現させることで理解させることが非常に重要です。
・ 読む練習ではありませんので、特に低学年では、読めても読んであげる方が効果的です。
「読めるから読ませる」「読みの練習になるので、ついでに」は思考力養成を妨害し、エネルギーを浪費させ
ることになります。
・低学年では、読むことに全く抵抗感がない、あるいは、本当に読むことが好きな場合にのみ、自分で読み
ながら進めて結構です。反対に、高学年では、黙読しながら解いていくように、徐々に環境を設定して
あげて下さい。
※学年配当漢字以外の漢字使用や、重複問題、単位の変更(匹→人)、学年では習わない大きな位の数字などは全て
意図的な配慮ですので、変更しないで使っていただいたほうが効果的です。また、問題を解く順番は気にする必要はありません。 学年もこだわらなくて結構です。
□どんぐり問題作者より■視考力を活用した思考力養成のためのテキスト…の意味
この良質の算数文章問題、通称「どんぐり問題」は、これまで、幼児・児童期に成長する全ての思考力の源となる思考回路養成の壁となっていた、言葉の本質的誤解に基づく「高速・反復・多量」学習の致命的な欠点を克服し、言葉に惑わされずに思考そのものを育てるためのテキストです。
算数の文章問題という形をとった言葉から視覚イメージを再現し、思考という視覚イメージの操作を施して、その過程を自分のオリジナルの思考回路として育てていく。これが、目で考える力・視考力を活用した思考力養成です。データに過ぎない知識、記号に過ぎない言葉、単純処理の繰り返しに過ぎない計算、これらのことを、どんなに高速に多量に処理し蓄積しても思考回路を作る事は出来ません。データと回路は全く異なるのですから、作り方が異なるのは当然です。ところが、データを蓄積すれば自然に思考回路が出来ると勘違いしている人が大勢います。それが、これまでの根本的な勘違い学習方法を浸透させ、偶然教育しか出来なくなった原因だと思います。そして、その方法は依然として尤もらしく教育界を闊歩しています。
水路を作らなければ船は使えないのに、船ばかりを造って、その船の数や性能を喜ぶのは、本末転倒です。まずは、幼児・児童期にどこにでも行ける水路を作る。水路を作るのには、誰もが自在に使える持って生まれた視覚イメージという道具を使う。そして、十分な水路が出来たところで、自分が使いたい、あるいは使わなければならない水路に適した船を導入する。高速船か、運搬船か、トロール船かは使用環境で変える。つまり、船の導入は、幼児・児童期にすべきことではないと言う事です。必要になったら、その都度、最適な船を導入すればいいだけです。水路さえ出来ていれば、何の心配もないということです。
■表紙の添削例について
今回、表紙の表裏を使って、全問題の添削例を公開しました。見づらいですが、参考にはなると思います。どんぐり問題に正解はありません。問題を解いた子供自身のオリジナルの解答過程が、その子の力になる正解だからです。答えはオマケというのは本当なのです。大事なのは思考回路となる考える過程そのものだからです。ですから、添削例の真似はしないで下さい。大人が添削例を見るのは、いつでも結構ですが、子供が見る場合には、問題にとりかかる前ではなく、終わった後に参考として、違う考え方を楽しむために見る事をお勧めします。また、細部や他の添削例を御覧になりたい方は「どんぐり倶楽部」のHPにお越し下さい。HPでは、2000例以上の添削例が公開されています。
■ヒントになる絵図があってはいけない理由
ヒントになる絵図が最初から描いてある問題集がありますが、どんぐり問題では一切ありません。それどころか、ヒントにな
る絵図は絶対に見せてはいけないというルールがあります。その絵図を自力で描き起こす事そのものが、思考力養成の第一歩になるからです。ですから、この最初の一歩には十分に時間をかけなければいけません。そこからオリジナルの思考回路が作られ、初めて応用が利く思考回路を手に入れる事が出来るからです。
■EX問題について
「どんぐり問題・下」には、EX問題を付けています。これは、どんぐり倶楽部のオリジナルではありません。出典は下記の中
学・高校入試の文章問題です。
EX001:平成17年慶應湘南藤沢中等部【4】(1)(2)/EX002:平成17年成蹊中学校【3】(1)(2)/EX003:平成13年福岡県公立高校【2】/EX004:平成18年灘中学校1日目【3】/EX005:平成18年武蔵中学校【3】/EX006:平成20年麻布
中学校その2【3】
*EX問題は2008年夏に出典は伏せたままスペシャル問題として、設定は全く変えずに登場人物だけを変えて公開添削の募集をした時の問題です。ですから、問題を解いた子供達は、いつも通りに、普通に絵図を描いて楽しく解いています。受験で使うとされている「**算」など一切知らなくても、教えられていなくても、自力で普通に解けるという事です。
■読解力養成について
●保護者・指導者へのアドバイス:どんなに「読み聞かせ」をしても、どんなにたくさんの本を自分で読んでも、どんなに集中しても「読解力とは文字を視覚イメージに変換することである」ということを知らなければ読解力は育てられません。また、その再
現した視覚イメージから感覚や感情を再現する事が出来なければ、豊かな感性を保っておく事は出来ません。そして、幼児・児童期にできる読解力養成とは、実は読書ではないのです。日常生活(特に正常な時間の流れを感じられる自然の中での遊び)を通して感覚・感情を含む原形イメージを、たくさん蓄積する事が読解力の素になるのです。読書が有効になるのは、この豊かな原形イメージを蓄えた後の話です。ですから、幼児・児童期の読書は本人が好きなものを味わう程度にしておく事が最も効果的なのです。
■学年別の留意点
●年長:
・絵本の読み聞かせをしているような雰囲気で、一行ずつをゆっくり味わい、一行ずつを楽しくお絵かきする。
●小1:
・言葉からの視覚イメージ再現を楽しむ。
・答えはオマケ。
・お絵描きに夢中で進まない、が理想的。
・上手下手に関係なくオリジナルが大事。
・豊かな表現力の源となる感味力養成が大事。
・読んであげる方がいい。
・自分で読めるから読ませるのはストレスになる場合が多い。
・数が確定していないものでも意識できるようにする。
・見えないものを見る力(描く力)が決め手!
●小2:
・計算式は書かなくてもいい。
・計算を気にしないように「書かないほうがいい」場合も多い。
・こう考えれば解ける、という筋道、自力で工夫して探し出せるようにする。
・答えまでの「理論展開」を目でできるように絵図を描く。
・構図による理解が大事。
・視考力を使った思考力養成であること を忘れないようにする。
●小3:
・視覚イメージの再現に加えて視覚イメージの操作(思考)力を視考力を活用して思考力養成をする。
・絵図を描いても絵図を使わずに、計算式だけで答えを出そうとする場合には要注意。
・不要な言葉は書き込まない。
●小4:
・「絵図・筆算・計算式・答え」の4点をセットとして書けるようにする。
・絵図から導いた計算式(算数語)を意識すること。
・途中式(推論の軌跡)を丁寧に書く。
・問題文にない数字は必ず計算式で出す(算数語で書いておく)。
●小5:
・「絵図・筆算・計算式・答え」を書く場所を分けて見やすく整理しながら書く。
・視考力のブラッシュアップ。
・簡潔な絵図でいいが、線分図は避ける。
●小6:
・過不足無く、全体を見通しやすいように、一目で理論展開が理解できるように絵図を工夫して描く。
・誰が見ても分かるように描く。
・プレゼンテーション・表現力をも含めた視考力を活用した思考力養成の仕上げ。
■全般的な注意
*自分で描いた絵図をよ~.く見ることが全てです。何回も見ること。
*読むのは1回ですが絵図は何回も見ることが大事。
*言葉で考えずに「こうしたらどうなるかな?どうみえるかな?」と目で工夫すること。
*偶然に思えても、それは偶然ではなく目が考えているんです。なぜなら、無限の数字や絵図の中から偶然に答えに結びつく数字や絵図を選ぶ事などあり得ないからです。
*作図中には言葉での説明は極力少なくするのが、絵図を移動変形しやすくするコツです。言葉は視覚イメージ操作の邪魔をする(思考の流れを止める)からです。特に、文字を早くから覚えさせられたり、使わせられたりしている子供達は、絵図だけで、考える事に不安を感じ、注釈のような文字での説明を絵図の中に書き込む事がよくあります。見ている方としては分かりやすく説明がついていていいのかもしれない、と思いがちですが、いい傾向ではありません。これは「勇気がない」「自分に自信がない」「文字での説明がないと不安に感じる」「思考の本質を分かっていない」ということです。もちろん、単なる癖である場合もあり
ますが、それでも少しずつで結構ですので、小6の終わりまでには、不要な文字は書かないで考える事が出来るようにしてあげて下さい。
■健全な中学受験の方法と注意点
どんぐり問題は、中学受験用の勉強をするためのものではありませんので、
特殊な(年齢的に不自然な)出力形式に合わせることを要求される中学受験には、意図的に、そのままではピタリとは対応しないようにしてあります。
こうすることで、熟成度の高い健全な学習が可能になるからです。つまり、特殊な出力様式に合わせる不自然な学習を回避するための構造にしてあるということです。ただし、どんぐり問題で養成される力は、何にでも応用が利く「絶対学力」ですから、たとえ、特殊な出力様式である中学受験を攻略する場合にも大いに効果を発揮することは当然ですし、受験勉強の仕上げに不可欠なパターン学習を身につける場合にも、悪影響を最小限に抑えることができますので、準備次第では「健全な中学受験」が可能です。
※実例は別冊「健全な中学受験」として刊行してありますので御覧ください。注意していただきたいことは、一生を左右する「オリジナルの思考回路養成」と特殊で一時的で不自然な「受験勉強というパターン学習」との優先順位です。
<中学受験をする場合の優先順位>
1.十分な思考回路養成・・・どんぐり問題の消化
2.入試問題の分析・・・・・・1校限定
3.必要な受験勉強内容の特定・・過去問分析
4.個人用受験プラン作成・・・毎月修正
オリジナルの思考力養成が出来ていない段階で受験用にパターン学習を取り入れてしまうと、そのパターンの問題にしか対応できなくなってしまいますので、応用も利かなければ受験後に要求される本当の学力(応用力)も育ちませんので要注意です。どんぐり問題で本当の思考力養成を終えている場合は、パターン学習を悪影響の少ない高学年で一気に進めることが出来ますので「健全な中学受験」が可能になります。通常でしたら小3・4・5・6と4年間かけて塾で難関校を目指して受験勉強をするところを、小6の夏からの半年で完璧に消化することができます。この期間は、御三家のような最難校の場合には1年半前の5年生の夏からになります。受験勉強に入る前までに「良質の算数文章問題」700題を全て自力で消化しておくことが前提となります。
そして、この受験勉強期間は、保護者によって3年間をかけて解析された志望校の過去問をもとに作られた学習計画に沿って受験問題集(大手の受験塾のテキストを使うことが多いですが、志望校に対応した部分しか学習しません)を効率よく消化する事になります。もちろん、ここでは志望校の設問に合わせた設問解釈中心のパターン学習になりますし、志望校によっては、暗記物も沢山ありますので、厳密な個別レベルでの学習予定表を作る必要があります。全く受験勉強をしないでどんぐりと過去問を2回解いただけで、中堅中学に入る子も毎年いることはいますが、「勝ちに行く」のなら、キチンと計画を立てます。もちろん、最後の仕上げの時期には、時間を測ってどの問題から解いて、どの問題を後回しにするか、あるいは解かないかを判定するシュミレーションもします。
※中学受験は、合格させるだけでいいのなら、決して難しいものではありません。そうではなく、健全な頭の成長を考えると時
期的にも精神的にも、人間としての成長段階を考えても、相当緻密に制御された環境下でなければ健全な中学受験は出来ない
のです。この時期の受験勉強は、それほど危険が充満しているのですから、するなら、心して臨むこと。学習手順を間違えずに、
子どもの変化を見逃さないようにして、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」を親子で実感できるようにしましょう。中学受験のスタンスは「社会との戦い方を親がお手本として準備段階から見せながら子どもに伝えること」です。受験勉強という機会を使って親の生き方、社会との戦い方を伝えるのが中学受験であると「どんぐり倶楽部」は考えています。
※高校受験は本人が計画を立て実践しますが、アドバイスは親がします。こうすることで、高校受験は、年齢的なことも相まって、自己確立をしながら社会との戦い方を身を持って味わうことが出来る、またとない機会となります。高校受験は中学受験とは異なり、進学する者も、進学しない者も区別なく必ず通るべき関門です。内部進学などで、この機会を逸することは、人間の成長にとって非常に大きな損失となります。
*幼児・児童期の学力養成は家庭で「良質の算数文章問題」でして下さい。
■中学校教員の勤務環境などの国際調査結果
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140626-00000008-asahi-soci
経済協力開発機構(OECD)は25日、中学校教員の勤務環境などの国際調査結果を発表した。
日本の教員は指導への自信が参加国・地域の中で最も低く、勤務時間は最も長かった。
■オマケに小学校英語?やめておきなさい。
<参考:http://38sera.blog.so-net.ne.jp/2014-03-04>
『豊橋市で先行実験的に実践した小学校低学年からの英語授業』の子どもたちが高校に入学する年齢になった。
→現場の英語教師に聴いてみると、ひどく低い学力だという事が分かった。
→そこまではいわなくても、少なくとも全く効果が無い(あるのは悪影響)ことは証明されているのです。
■どんぐり倶楽部は、元々は現場の先生達の役に立つようにと思って立ち上げた先生向けのHPなのです。実際に利用されている先生もいらっしゃいます。よく「学校に導入するのは無理」という言葉を聞きますが、大きな勘違いだということです。
http://reonreon.com/korokoro_school_p28.pdf
■考える力をつけるどんぐりの取り組み
http://gaiacafe.exblog.jp/10452621
私には14歳の息子と5歳の娘がいます。息子が11歳になったころのことです。算数でつまづきました。当時流行っていた100ます計算を自宅でもやったり、何かいい勉強法はないか、いろいろ模索していたところ、どんぐり倶楽部の勉強法に出会いました。藁にもすがる思いだったので、早速、取り入れました。
最初の1ヶ月は、私はサリバンかと思うほどでした。
息子は「こんな問題、見たことがない!」「わからない!」と癇癪を起していたのを、サリバン先生のごとく、忍耐し続けました。どこからなら出来るのだろうと、問題のレベルを下げていったところ、なんと小2でした。そこからやり直しです。変化が表れ始めたのは1ヶ月を過ぎてからです。息子のほうから、問題に取り組み始めるようになったのです。息子のほうが私が言うより先に問題を解いていて、そのノートをさりげなく置いてあるのです。ノートを開けて「うわ~、すごいね~、もうやったの!」と褒めると、すごく嬉しそうに笑った顔が今でも忘れられません。
ある時のこと。息子はそばにきて、「お母さんは僕のことが好き?」と聞いてきました。「もちろん、一番好きに決まってるでしょ」というと、またまた嬉しそうでした。このときの息子の変化は、どんぐりの問題を親子でやりはじめたからだと今でも思っています。どんぐりの素晴らしさは、体験しないと伝わらないので、あまり人に伝えることはなかったのですが、同じような悩みを抱えている人がいるかもしれないと思い、MIXI内でどんぐり倶楽部のコミュニティを立てたりもしました。(今は管理人は譲っております)ここ数年はどんぐりと離れていたのですが、今、5歳の娘も始めました。(ここまで待っていたのです)息子のときのサリバン状態とは違って、まっさらな状態から始めたので、これがすごく楽しい!
■下記は、NHKエデュケーショナル創立20周年記念事業「10歳の壁」プロジェクトの報告書からの
抜粋「取材ノートの一部」である。
http://donguriclub.hatenablog.com/entry/2014/04/07/222715
*報告書編集委員:六本良多氏(主任プロデューサー)の了解を得て掲載。
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イメージ力と「10歳の壁」
「10(9)歳の壁」という問題に強い意識を持っている人の一人が、教育アドバイザーの糸山泰造さん(どんぐり倶楽部主宰)だ。著書の副題にも『「9歳の壁」をどう突破していくか?』というフレーズを使っている。
糸山さんは、学習塾で教えていた経験から「10歳の壁」現象に危機感を持った。小学校低学年で、同じような計算問題をくり返し練習するなどの「反復学習」を重ねてきた子どもたちが、小学3~4年生以降、なぜか学力が伸びなくなる。そうした現象に悩んだ末、独自の教育手法にたどりついた。算数の文章問題を、あえて式を用いずに、絵に描いて解く、という独自の方法論だ。問題文(「言葉」)を、時問をかけて、正確に「絵図」としてイメージする力こそ「考える力」だというのが持論だ。
「子どもの力に大きな優劣はない、自分のペースで十全に生きてほしい」との思いを込めて「どんぐり倶楽部」を名乗り、インターネット経由で教材を提供。全国の学習塾や小学校、家庭などで利用者の輪が広がっている。
糸山さんが開発したのは独自の算数の文章問題。そこには、いくつかの工夫がある。聞題文は必ず数行以内に納まる短いものにしている。昆虫や動物など子どもが好きなもののほか、あえて架空の生物を登場させ、想像力を使わせる。文面は親しみやすいものだが、問題の論理構造は、実は複雑で、単純な計算を覚えて当てはめれば解けるという問題はない。指導者が子どもに行う指示は「問題文に出てきたものを順番に絵に描く」ということだけ。子どもたちは時聞をかけて、具体的な虫や動物を思い浮かべながら描いていく。問題文の要素一つ一つを絵図に描くことで、複雑な論理構成が明快に見えてきて、最後は単純な計算で答えが出てくる。
学習塾で見えてきた「10歳の壁」
糸山さんをはじめ、各地の学習教室や塾で、子どもたちを見ている先生たちは、近年、子どもたちの異変に危機感を持っているという。計算ドリルは素早くできるのに、文章題になると、問題文に出てきた数字を並べ、デタラメに四則演算を試みる。問題の意味を問うと黙って思考停止してしまう。わからない文章題が続くといらだって立ち歩き、暴力的になったり、考えることを拒否する。そうした子どもたちの状態に悩む声は、どんぐり方式を採用しているいくつかの学習塾で聞いたが、それ以外の取材先でも多く耳にした。
それだけではない。時間の感覚がなく、「A地点からB地点まで〇〇時間かかりました」という問題文の意味がわからない小学生や「いくつかの物を数人で分ける」状況が想像できない小学生なども少なくないという。その背景の一つとして、単純な計算を「基礎」として徹底反復するあまり、「自ら考えるカ」を失っている、という教育方法の問題があるのではないかという。糸山さんによると、反復ドリル学習や、正答のみを求める教育は、子どもが「覚えた」ことを吐き出すだけで、自分で「考える」必要がないため、考える力を失わせるという。「勉強以外の活動も……」と通わせる「習い事」の多くも、実質は「覚えた」ことをアウトブットすることに終始している、とも指摘している。
また、もう一つの背景として、日常の中での「体験」が極端に貧弱化しているという生活環境の問題があるのではないかともいう。日常の移動はすべて親が車で送迎し(そのほうが親にとっても楽なため)、学校と家と習い事の教室をドア・トゥ・ドアで行き来するような生活や、親子の間の会話も「〇〇しなさい」といった「電報的」なコミュニケーションが多くなっていることなど、生活体験全般が貧弱になっていることがあるのではないか、と言うのだ。どんぐり方式を取り人れている塾の多くは中学受験を主目的にした進学塾ではなく、一般的な学習塾だ。統計的裏付けはないが、そうした現場で子どもたちを間近に見ている先生や保護者たちの実感こそが、子どもたちの異変の「兆候」を捉えているのではないだろうか。
「論理構造」を意識させる「絵図」方式で
「抽象概念」に気づかせる
糸山さんの教育手法は独特だが非常に本質的なものを含んでいると感じた。今回の取材の観点から、2つの特徴に注目した。
(1)「論理構造」を明確にする
どんぐり倶楽部の方式の第一の効果は、文章問題の日本語が意味する「論理構造」を、絵に描くことで明確化すること。ここでの「絵を描くこと」は、情操を豊かに……という意味だけでなく、論理的な意味も持つ。問題文に出てきた言葉すべてを絵図にすることで、文の意味を正確に把握していくことになり、論理的な思考のプロセスが視覚化され、明確に意識されるようになる。情緒的な想像力と、論理的な思考力が分断されずに育っていくのだ。
「クーズアップ現代・10歳の壁を乗り越えろ2009/06」の番組では、女の子が、やや複雑な算数の問題を、絵に描き、白問白答し、試行錯誤しながら解いていく様子を紹介した。与えられた計算法を使いこなすのではなく、その子自身が持っている等身大の考えや推論で答えにたどりつく、生き生きとしたさまが見られた。それは、彼女にとって楽しいプロセスであるらしく、もともと苦手で嫌いだった算数が、絵を描いて解くことで好きになった、と答えていた。
(2)「抽象化」過程をはぐくむ
もう一つの特徴は、長期的に現れてくるものだ。どんぐり方式の問題をいくつも解いていく中で、「具体的な思考」から「抽象的な思考」へと、自然に移行していくのだ。
例えば、最初は具体的なアリやカプトムシを1匹ずつ絵に描いていた子が、やがて、それらを〇印などの抽象的な図で表すようになる。〇印で、日の前にないアリを表す、という「抽象化」を自らやるようになるのだ。
あるいは、「大きな数」の概念を獲得するプロセスがある。最初のうちは問題文に出てくる「80個」や「100人」を一つーつ全部絵に描く子がほとんどだが、問題を解き進むと、やがて「1000」「10000」という数が問題に出てくるようになる。すると、一つ一つ描くのが「面倒くさくなって」、自然に、1個や1匹ずつ描くのではなく、10や50、100をひとかたまりとして描くようになる。大きな数の概念は教え込もうとしても難しいものだが、どんぐり方式では自分で工夫しながら気づいていく、というプロセスが起こるのだ。
別の例では、「演算」の概念を獲得するプロセスもある。最初は一つ一つ絵に描いたものを「数えて」答えを出していた子が、ある時、数えるのが面倒になって「足し算」を使えばよいことに気づく。そして「足し算」をくり返していくプロセスを経て、やがて、「掛け算」を使えばいいことに気づいていく、というプロセスをたどる。番組では紹介できなかったが、取材で訪れたどんぐり方式を取り入れている福岡県の学習塾の女の子(小学5年)の過去の答案にそのプロセスが残っている。その女の子は、3年生の時に塾に入ってきた。以前は、計算練習を重んじる別の塾に通っていて、小6レベルといわれるほど許算が得意だった。しかし、この塾に入ってきた時、掛け算が必要な文章問題を前にしても、自分で「掛け算を使う」という判断ができず、手が動かなかったという。計算問題の形式になっていれば、覚えた九九を実行するだけなので答えられるが、彼女は掛け算の「意味」がわかっていなかったのだ。こうした事象は教育現場でよく聞かれる。「これは何算の問題」と尋ねてくる子どもが増えた、と嘆く先生が多いのだ。その女の子は、どんぐり方式を始めてしばらくは、絵に描いたものを一り一つ「数えて」答えを出していた。数か月後の答案では、一つ一つ数える代わりに、「足し算」をすればいいことに気づき、「+」の式が登場した。さらに半年たった後、「足し算」をくり返す代わりに、「掛け算」を使えばいいという発想に至り、「掛け算」という演算が実感を伴って使えるようになっていった。足し算や掛け算という抽象的な概念を「覚える」のではなく、具体的な工夫を重ねることで身につけていったのだ。
問題文というワンダ一ランドの中の「総合学習」
どんぐり方式では、指導者は解き方を教えない。子どもが持っている手がかりは「絵図に描く」という方法だけ。最初のうちは問題に出てくるアリやカブトムシを好きなだけ詳しく、きれいに描いてもいい。いくら時間をかけてもよい。問題が解けた楽しさ、うれしさを経験するうちに、そうしたことは省略されていき、おのずと抽象化されていく。どんぐり方式では、子どもが自由に時間をかけて試行錯誤してよい。100以上のものを一つ一つ描いて数えてもかまわないし、足し算や掛け算を使っても構わない。通常の、段階ごとに定められた手法を順番に身につけ、階段状に上っていくという、コースの決まった教育プロセスではない。
山を探索しながら好きなルートで登るように、さまざまな体験をし、それらを通して知見や学力を身につける「総合学習」「プロジェクト型学習」に近い。一冊の問題の中のワンダー(驚き)を自由に探検していく、いわば、「ミクロな総合学習」と言えるのではないか。
意欲を取り戻す
絵を描くことから考えるペースをつかんだ折どもたちには、学力だけでない効果も現れるという。東京都内のある学習塾では、数年前からこで学ぶ子どもの一人(小4)は、一年前に初めて来た時は、落ち着きなく立ち歩き、先生の言うことも聞かず、計算はできても文章題は拒否。お笑い芸人のマネを執拗にくり返したり言い訳をして「考える」ことを拒否していた。しかし「どんぐり方式」で絵を描いて考える術を身につけた後は、文章題を次々と自力で解くようになった。問題文の内容を独り言で語りながら、色鉛筆を使ってったない絵を描いてじっくり解いていく。考える力がついてきた彼は、落ち着いて机に向かうようになり、行き帰りのあいさつも自然と出るようになったという。
移植
§kokiriのにわ:http://plaza.rakuten.co.jp/kokiri3/diary/201406240000/
<算数・同じものに目をつけて>
5年生の長女。学校での算数は、1クラス20人弱の少人数に分かれて学習している。長かった小数の計算が終わり(お疲れさん)、今しているのは「同じものに目をつけて」というもの。
昨日、学校から帰って来て
長女:今日、算数でどんぐりの文章題みたいなのをしたよ。絵を描いて考えたらすぐに分かって、どんぐりよりずっと簡単だったよ。式だけで考えている子は難しそうやったなぁ。
と話していた。そして今日。
長女:お母さん、今日の算数でサブちゃん(どんぐり文章題の)みたいな問題をしたよ。絵を描いたら簡単やったけどね。それで、先生が『考え方を説明できる人?』って言ったから手を挙げたら当てられたん。そしたら先生が『〇〇さん、絵を描いてたよね。ちょっと前に来て黒板に描いてみて』って言われたからびっくりしたよ。
手元にプリントがなく、長女から聞いただけなのだが、こんな問題だったらしい。「遊園地でお父さんと子どもがジェットコースターに乗りました。料金は2人で〇円でした。お父さんの料金は子どもの料金の2倍でした。お父さんと子どもの料金はそれぞれいくらだったでしょう。」
長女は黒板に、お父さん→〇〇/子ども→〇 の絵を描き、だから全体の料金を3で割ったら、子ども料金が出て、×2をすれば大人料金が出る、と説明をしたらしい。
長女:それで分かった子が結構いて、先生が『こうして絵を描いて考えるのはいいですね。』って言ってくれて嬉しかったよ。それでもまだ、分かっていない子もいたけどね。
長女の算数の先生は、昨年次女の担任だった先生だ。うちの子達が家でどんぐり文章題をしているのを知っている。どんぐり倶楽部の良質の算数文章題には、「〇〇の~倍」の問題は1MX(1年生向け)の終わりごろに出てくる。
1MX92:クジラのマッコウ君のプランクトンの問題
1MX93:アリンコ小学校お砂糖争奪戦
1MX95:超長金太郎・銀太郎飴...等々
最適なタイミングでどんぐり式を始められたどんぐりっ子は、低学年からこれらの問題を目にし、考え、自力で絵図を起こして解いているんだから、高学年になった時に身に付いている力がどんぐり未経験の子にくらべて全然違うのは当たり前。5年生になって、子ども達のこれまでの学習の理解度が表面化してきているようだ。
先生!絵図の重要さを分かってるんなら、立式だけで解くという演習ばかりさせないで下さい
【コメント】るうぱんだ さん
この単元、よく覚えています。長女も当時、同じような事を言っていました。たいたいさんともついつい話し(?)ました。どんぐりをやってたら子ども達自身もよく分かってますね。でも、決して先取り学習ではないし。先生への思いも同じです!
【コメント】milkpan5 さん
るうぱんださん、おはようございます。学校の先生には気付いて欲しいですね。でも類題を沢山させて終わり、のような気がします。ここでちゃんと理解していないと比の単元も難しいでしょうね。それも多くの子がパターン学習で乗り越えていくのかな。るうぱんださんの周りは少しずつどんぐりが広がってきてていいですね。私もそういう機会が持てるようにチャンスを狙っていようと思います(あまりギラギラせずに)。色々とブログに載せたいと思うことはあるのですが、言葉にするのって難しいです。
<学校では、は・か・せ>
昨日の続きです。この前まで、小数の計算や暗算の毎日に辟易していた長女。今している「同じものに目をつけて」は、メ楽勝モと言い、「算数の時間が楽しい」 と言っている。私はこれにちょっと違和感があって、長女がこの場合言っている「楽しい」は、どんぐり倶楽部の良質の算数文章題を解いていて「筋肉豆腐ってどんな味かな~。」とか「首延ばし大会、みんな首長っ!ちぎれそう~」とか言いながら楽しんで考えている時の「楽しい」とは違う気がする。
算数の授業がどんぐりとつながって、嬉しかったことは良い。ただ、他の多くの子が「意味分から~ん」と、苦労している中、自分は楽々できるっていう優越感もあるのでは。
どんぐり式の子育てをしていて、目指す所は、テストで100点を取ることでも優秀な成績を取れる頭脳でもなく、仮にそうなったとしても、それは副産物なのだ。育まれるのは「人生を楽しむ力」!長女は、特に天狗になっているわけでもなく、分からないと言っている子には「こうしたら分かりやすいよ」といった風に教えてあげているみたいだし、この単元は早々に終わりそうなので、そう心配することではないのかもしれない。でも気をつけては置こう。
長女はこんなことも言っていた。
長女:どんぐりは、『ゆっくり・じっくり・丁寧に』やろ?学校と全然違うなぁ。学校は『は・か・せ』なんやで。
何それ?と私が聞くと
長女:う~ん、2年生の時だったかな?算数の時に先生が言うとったんや。算数は『は(早く)、か(確実に)、せ(正確に)』って。だから、算数ではこの『は・か・せ』で解ける方法を探しましょう、みたいな。
それで、3年たって、簡単な文章題にお手上げの子どもが大量発生というこの有様。これはもう、罪悪でしょ。
【コメント】その通りです。教育犯罪です。by レオンくん(補稿)
目の前に歯車の一部が欠けて空回りしている時計がゴロゴロあるのに、どうして、正確な時刻を刻めないのかなぁ、と言っている主人が経営している時計店に、自分の時計を修理に出しmasuka?誰だって、出したくはありませんよね。ですが、修理区分地区ってのがあって、自分で修理できない人は、担当のお店にしか修理には出せないんです。...もっと酷く壊されますよ。...じゃあ、自分で修理しましょうよ。設計図も修理手順も書いてある材料付のリペアセットがあります。修理が苦手な人でも大丈夫です。「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」やれば、誰にだってできます。
*2011年09月21日に上記の【素読舎とどんぐり倶楽部について】<http://reonreon.com/sodoku.html>を書いていますがリンク先が切れていますので再録です。
<抜粋>
●素読舎とどんぐり倶楽部について...というページを見ました。スルーしてもよかったのですが、ついつい書いてしまいました。興味のない方は読まないほうがいいです。あまりにもお粗末ですから。
→コチラ:http://reonreon.com/sodoku.html
●どうして、こんなに読解力がないのだろうか...。 で、分かった気になってるのだろうか。不思議だ…。こんなもんなの?
■驚異の学習方法(文責:どんぐり倶楽部)■
「またまた、大げさなキャッチフレーズを」と思いませんでしたか?
<7年間7000円ポッキリで、何の指導も受けずに、最高度の思考力養成ができる学習方法>です。
これって、控えめに見ても「驚異の学習方法」じゃないのかな?
各自で確かめましょうね。
このところ「大きなお世話」記事を連続してUPした。
理由がありましてね。
非常に勿体無いからです。
殆どの場合、余計なことをしているのは
余計なことを出来る余裕があるからです。
ところが、その余裕を余計なことに使い果たして
子供の成長を削減していることに関して「勿体無い」と思うからです。
あるいは、真剣であるがゆえに「勿体無い」と思うからです。
大きなお世話だということは承知のうえです。
それでも、見たくない場合は、ご一報くだされば、削除します。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140626-00000022-pseven-life
【ロコモ症候群の恐れ】
かかとをつけてしゃがめない子供が1割
NEWS ポストセブン 6月26日(木)16時6分配信
「しゃがもうとしても膝が痛くて曲がりきらない」
「両腕を同時に真っ直ぐ伸ばして上げることができない」
──関節が硬くなり、足腰の弱った高齢者にはありがちな症状だが、
近年こうした異常が子供に見られるようになっている。
ロコモティブ・シンドローム(ロコモ症候群)とは、立つ、歩くなどの
日常の基本的な動作が困難になり、要介護や寝たきりになった状態、
あるいはそうなる危険性の高い状態を指す言葉だ。
運動器の機能障害のために移動能力が低下した状態である。
加齢とともにそうしたリスクと向き合っていかなければならないのは
ある程度仕方ないことだが、驚くことに最新の研究では
小中学生にも「子供ロコモ症候群」と呼べる症状
が報告されている。
警鐘を鳴らすのは、宮崎大学医学部整形外科の帖佐悦男(ちょうさえつお)・教授。
「宮崎県の小中学生を対象に運動器の機能をテストしました。
『かかとをつけた状態でしゃがみ、静止することができるか』
といったチェックを行なったところ、
うまくできなかった子供が全体の約1割もいたのです。
しゃがんでいる途中で後ろに転げてしまう。
ロコモ症候群につながることが懸念される状態であり、
極めて深刻です」
帖佐教授が行なった調査は、宮崎県内の小中学生8738人を対象としたもの(2012年)。
前述の「しゃがみ込みテスト」などの結果、骨や筋肉、関節などの運動器に「異常あり」
と判定された子供は1123人(全体の12.9%)にものぼった。
軽度の異常が認められた子供も含めれば、
全体の2割以上が何らかの問題を抱えていたという。
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●医学界やスポーツ界など、目に見える部分で分かるところでは
発見も早いが、本来なら最も速く気付かなければならない教育界では、
その発見が最も遅い。
原因は見えないからなのだが、絵図なら頭の中まで見えるのです。
気づいた人からで結構ですから、対策をお願いします。
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<どんぐり問題>の仕組み
やってみて、初めて分かる<どんぐり問題>の仕組み
ルール通りにやってみないと、いつまでも分からない
例えば...ほんの一部を紹介すると...
§とんでもない漢字がいっぱいある+ヨミガナがない
→保護者・指導者が関わらなければならない
§順番が難易度順ではない
→完璧主義では進めない
→順番通りにしない方がいい時もあることを知るキッカケになる
§単位の呼び方が間違っている
→それでも、答えは正確に出る
→個を人にするだけで親近感がわく
§図形問題がない
→図形問題がないのに図形問題が解けるようになる
→問題の核心は図形ではないということを体験する
§読んであげると解ける(一行読み聞かせ方式がGood)
→読めるから読ませるはエネルギーの浪費
→考えるためには多くのエネルギーを使える状態に
しておくことが大事であることが分かる
§ダラリとリラックスして、ゆったりと取り組む
→オリジナルの思考回路が出来る環境を実体験できる
●もっともっと<仕組み>があるのですが、書ききれません。
そこで、お願いです。
教室などを開いていらっしゃる先生方で、
オリジナルの問題を作って使っていらっしゃる方がいらっしゃいますが、
できるだけ、どんぐり問題をそのまま使って下さい。
そのために、(デジタルコピーは禁止ですが)教室内での
紙媒体のコピー配布・使用は無料になっています。
●<どんぐり問題>は、全世界で使われることになります。
その時に、国境を超え人種を超えて、
「3MXの亀さん問題は楽しかったね!」
なんて、声を聞けたら素敵だと思いませんか。
そのために、無料にしてあります。
宜しくお願いします。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」お願いします。
子供達を宜しくおねがいします。
*相手によっては到着地点は同じでも経路が全く異なる場合もあります。
<アドバイス>
●お二人の場合は一緒にするのは全くダメです。
●お兄ちゃんは、一緒にしてはいけない。
→待っている間にテンポが壊れてしまう。
→待たせ過ぎは、放棄させることになる。
→相手にしていない状態。
→無視状態を作る。
→積極性が出ない状態にしてしまう。
●お兄ちゃんには少しストレスをかけて、数回繰り返しながら、速度調整しながら進める。
●絵を描いているだけ→始める前に、工夫するために描くという意識を持ってもらう声掛け。
*現実と異なる声掛けはしない。→判断力がなくなる。
・たいしたことをしていなのに「頑張ったね」は禁句
「よく頑張ったね」←言わない。...そんなことは、頑張ったレベルには入らない
→ちょっとしたことで、十分だと思わせてしまう。
「よく知ってるね」..............×
「●くん〜してくれるかな?」×
「どうしたらいいかなぁ」......×
<お母さんの言葉>
*言葉が、ゆっくりで優しすぎます。
「ゆっくり、ジックリ、丁寧に」はいいのですが、過ぎるのはいけないんです。
●くんには、極端に遅すぎます。
>数回繰り返しながらと言うのは、問題を読むのを数回でしょうか?
●いいですよ。将来的に一読黙読ですけどね。最初から完璧ってのは、ないですよ。
>あと、言葉かけは、問題中というか、終わったあとも、余計なほめ言葉や、言葉かけはしない方がいいという感じでしょうか?
●はい。これは、日常生活全てに関してです。
>絵を見て、工夫して、考えてみよう
●「〜してみよう。」はダメです。ヒント、命令、本人の意向無視です。
>言葉の意味は伝えるなど
●だけ。
>その程度の会話
●会話は不要です。
>間違っていた時は、宝物にするから、わからん帳ね。
●彼の場合は、「はい、終了ですね」で黙って「分からん帳」
→極力「甘い言葉」は使わないで下さい。
●言葉も行動も、シャキシャキはいけませんが、サクッとお願いします。歯切れよく。でも急がない。
*通常とは異なるケースですのでアドバイスも通常とは異なっています。到着地点は同じです
私は、大学卒業後に<コンピュータープログラマー>〜<システムエンジニア>をしていた時期があります。
プログラムを組む(作る)時に、使う言語というもが数種類あり、処理内容によってはある程度の適性がありますので、処理内容によって言語を使い分けることもします。
また、同じ操作ができるプログラムでも、内部の処理方法はプログラムの作成者(SE+プログラマー)によって処理方法が全く異なります。この処理方法の違いで、処理時間が変わり、汎用性も変わります。変更のしやすさなども、初期設定で変わります。通常なら、変更に60日かかるものでも、2日で仕上げることが出来るように仕組んでおくことも出来ます。(ニヤリとされているSEの方も多いでしょう...60日納期なのに2日で出来てしまうんですからね...)
出来上がった表面的な見栄えは同じでも、構造が全く異なっている違っているということです。
精通した方であれば、細かな動き(反応)をみれば、どういう内部処理をしているプログラムなのかは、ある程度推測できます。ただし、基本構造そのものが全く新しい場合には、見当もつきません。ただ、新次元のプログラムであることだけは分かります。
家で考えると、実感できるかもしれませんね。
どちらも素敵な外観の家ですが、基礎部分や隠れた部分の大事な屋台骨部分が全く異なるとしたらどうでしょう。
風が吹いただけでガタガタと音を立てて壊れてしまう家に住みたい人はいないでしょう。
見ようとしても見えない場合なら仕方ないかもしれませんね。
本当は、内部が見えなくても外観をよく観察することである程度は分かるものですがたしかに難しいところもあるでしょう。
ですが、内部構造が丸見えであるにもかかわらず、
その見えている部分でさえも信じないで
ガタガタの家を購入するとしたら、
それは、いったい何を基準にして選択をしているのかという
根本的な判断力を疑わざるを得ないと思います。
さらに、それが、家ではなくご自分の子供だとしたらどうでしょう。
頭の成長具合は分かります。見ることが出来ます。
「頭の健康診断」をお勧めします。
一刻も早く、現状だけは知っておいて下さい。
どうするかは、「家庭の問題」で結構です。人類の問題なのですが、まずは、家庭の問題で結構です。
お子さんのために、事実を見る目を持ってください。
移植
*2013年1月に、途中原稿で一旦UPしたものですが、状況は全く好転していないどころか、悪化しているようですので、再録します。
<体罰問題は、宿題問題と同根>である。
体への指導の変形が体罰で、頭への指導(昔の宿題の影響)の変形が頭罰(今の宿題の影響)である。
本来は、体罰問題の体罰も体罰ではなく、練習応援・習熟補助という「指導的習熟補助アドバイス」である。
ところが、そのアドバイスが<今の時代は>体罰そのものになるのだ。
内容(何をしたか)ではなく効果・影響が全く異なるからである。
原因は明確である。
環境変化による、受ける方の変容に気づかずに、昔の効果・影響を期待したがための勘違い教育(ME:Misunderstanding-Education)である。
全く同じことが教育界では、形を変えて充満している。その最たるものが「宿題」である。何十年も警鐘を鳴らしているのに全く気づかない。子供達を取り巻く教育環境要因が、大きく変わったことによる、影響を受ける側の体質の変化、つまり、影響の度合いの変化に気づかなければ、「昔は大丈夫だったから、今も大丈夫なはずで、同じことが通用しないのは、子供のほうが悪い」と思っているだけで、大惨事を引き起こす。現在の本当の効果・影響を知らなければ、使用している人の思惑とは全く異なる結果を招くのは当然である。
昔は、水が豊かで、魚釣りができていた場所でも時代とともに変化してきた環境の違いで、湖だった場所が今では、森になっている。そこで、昔はここで魚釣りをしていたのだから、魚が釣れないおはおかしい。私がおかしいのではなく、この場所がおかしいのだ。では、話にならない。
現状がどうなっているのかを見ぬかなければ、昔やって効果があったのだから、は無意味なのだ。環境そのものが変われば、そこで成長するものも変わる。根本的に変わるのだ。だから、使うものが同じでも、効果・影響が全く異なる。湖の上に、火のついたマッチを投げ捨てても家事にはならない、影響はさほどない。ところが、湖だったところが今は枯れ葉が幾重にも積み重なっている森なのだ。そこで、火のついたマッチを投げ捨てればどうなるかは誰にでも分かることだ。森の中にいるのに、そこは湖だと言いはって、火のついたマッチを投げ捨てているということだ。
今を見なければ、目の前の子供自身を見なければ、「昔は」は全く通じない。
「宿題が凶器になっていることが見えていない」ことと同じである。
<回覧板>そろそろ、夏進化の時間ですよぉ〜→「分からん帳」の準備開始!
どんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」をご使用の場合は、
進化を体験する最良の環境を設定できる最も都合のいい時期ですので、
下記に設定方法を書いておきます。
<夏進化計画>
0.必ず、クロッキー帳(大)を用意する(新聞紙大の用紙でも可能)/黒バージョン
*マルマン クロッキーブック大356mm*268mm
1.「分からん帳」用の問題を用意する。(問題番号を記入するだけでもいい)
*日頃ヒントを出してしまい、本当のお宝である<進化の鍵>となる「分からん帳」問題が少ないと、この進化は難しい。
2.夏休みの宿題は、家族総動員で2〜3日で、全て終わらせ、余計なことを考えなくていい状態にしておく。
3.「分からん帳」の問題1問を、1〜2日で考えぬく。ただし、必ず見開き2ページに収める。
*高学年は週5問までOK。低学年は週3問までOK。
*どうしても、粘りたい場合には1問を何日かけてもOK。覚悟して思考の忍耐力を養成することが大事。
4.通常通り、全く勉強しない日を1週間に1日はとる。
5.基本に忠実に行う。
*飲み物やお菓子を用意して、親は隣で、違う問題を下手な絵図を丁寧にキチンと楽しく描きながら解く。
*最も難しい「思考の忍耐力」を育てるのが、「分からん帳」を使った進化方法ですので、粘るお手本が必要です。
6.できなければ、更に来年の「分からん帳」用に保管しておく。この問題こそが、<進化の鍵>となります。
<諸注意>
※学習に関しては、習い事(イベント参加は除く)も含めて、どんぐりの「分からん帳」以外は一切手を出さずに、外遊び(自然を相手にした遊び)に費やすことが大事です。読書でさえも、仮想現実に引きこもる材料となりますから時間制限が必要なくらい危険です。特に、自他の区別がつきにくい(せ町の順序として、まだまだ回りとの相関関係を認識できない年齢である)9歳以前に「本の虫」になっているような場合は、ある程度強制的にでも、読書制限をしたほうがいい結果に繋がります。
※「分からん帳」を作っていない場合は、前半で作り、後半で進化を図る。
※「どんぐり問題」が初めての方は、2週間のリセット期間(宿題も含めて学習・習い事は一切しない)をおいて、1日1問だけの、お絵描きまでの「どんぐり問題」体験をする。その際は<0MX〜3MX>を使用。
■もちろん、「分からん帳」には数問しかない子供もいます。その場合には、反射養成以外でしたら、何の制限もありません。自分で宿題をやって、習い事をして、〜して、で結構です。要は12歳までに育てたいものの優先順位を間違わなければいいのです。
……………………………………………
*こう書くと、出来ない人もいるんですよねぇ。といわれる。
でもね、子供に、その言い訳が通じるのかな…。育てたようにしか育たないんだよ。
●人間の反応は全世界同じです。
壊れていく過程も同じです。
再生する過程も同じです。
認識が、全くもって甘いです。
保護者失格者多数です。
*年齢が低い場合には、回復できない割合は激増します。
*単純な話だが<大人のおもちゃ/仕事用の機器>を<こども>に与えてはいけないということだよ。
<大人のおもちゃ:TVゲーム(DS等)→スマホ→PC→酒→タバコ→脱法ハーブ→麻薬>
※法律に関係なく、合法であれ違法であれ、良し悪しに関係なく、言い訳に関係なく、状況に関係なく、
子供に与える影響は、一切変わらず同じだということを忘れてはならない。
必要だから、皆が使っているから、遊べないから、話せないから、仲間はずれにされるから...。
一切、理由にはならない。
<参考:http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/06/0622.html>
NHKニュース:おはよう日本
2014年6月22日(日)急増!小学生の“スマホトラブル”
<前略>
和久田
「神戸市で始まった、こちらの取り組み。
今後2年をかけて、市内のすべての小学校で、こうした授業を行っていく予定です。」
●改善策:使用禁止→違反者は退学
近田
「でも、そもそも考えてみますと、スマホを買って渡すのは親ですよね。
その親御さん、あるいは家でこの使い方、ちゃんと教えたり考えたりする必要があるんじゃないかなと思うんですけれども?」
●改善策:使用禁止→違反者は退学
*そもそも危険性を知らないから与えている→知らない人に規制はできない
和久田
「スマホに詳しい専門家は、各家庭で、スマホを買い与える前に子どもと話し合ってルールを作ることが大切だと強調していました。
家庭でも、学校でも、私たち大人が、子どものスマホの世界で何が起きているのかに関心を持って、一緒に子どもたちと適切な使い方を考えていくことが求められています。」
●論外
■スイス在住の山西さんのfacebookより
https://www.facebook.com/mieko.yamanishi?fref=nf
◎小6レイナ君、最後のキャンプ、フランス語圏へ、こっちの小学生もスマホ依存・・・
今日の夕方、フリブールのフランス語キャンプ(ユースホステル2泊3日)から帰って来たレイナ君、
「寝不足で疲れた~」と言うので、
「遅くまで騒いでたの?」と聞くと、就寝は9時半、
でも部屋の女の子達が夜中までスマホでライン(スイスでは何と言うのか?)別室の男の子達とやっていて、
挙句の果てに男の子らの部屋へ行って、先生に見つかって叱られたりしてたとか。
勿論レイナ君は、スマホ持ってないし、男の子の部屋は行かない。
そもそも普段の学校は勿論、キャンプもスマホ禁止なのに、規則など守ってる子居ない。
レイナ、ルイのクラスでも、スマホ持ってないのは、他に1、2人位とな。
親の集まりでも、親自身がスマホ依存、電車に乗ってもオバサン、大きな声でずっとおしゃべりして、
やっと終わったと思ったらゲーム始めてヘンな音がして、
子供ら「オバサンなのにゲームやってるよ!」って(子供ら、ゲームやるのは子供かオタクだけと思っている、
うちは私もダンナもゲーム全然やらないので)。
先日NHKで小学生のスマホ依存問題やっていた。
本当に大人が色んなモノ作って、儲けのために子供を喰い物にしているとしか思えない、困るぞな....。
■簡単な家庭のルール
小学生→不要<連絡用なら、話者限定の携帯電話のみ:スマホは×>
中学生→家庭用の共同利用<もちろん、学校へは禁止>
高校生→個人用<使用料は自分で払う:基本料は保護者>
18以上→全て本人の口座から
■ついでにゲーム時間〜テレビゲームの学年別限界時間〜
●あまりにも質問が多いので書いておきます。
●あくまでも「どんぐり倶楽部では」です。理由は幾つもありますが、子供の様子を見ていただければ分かります。
※限界時間ですので、もちろんコレよりも少ないほうがいいのですよ。
※必ず全くしない日を1週間に1日はとる。
小6---最長で1日30分(1週間では合計120分)
小5---最長で1日15分(1週間では合計090分)
小4---最長で1日10分(1週間では合計060分)
小3---最長で1日05分(1週間では合計030分)
<この年齢以下では致命傷を与えかねませんので許可できません>
小2---最長で1日00分(1週間では合計000分)
小1---最長で1日00分(1週間では合計000分)
年長---最長で1日00分(1週間では合計000分)
年中---最長で1日00分(1週間では合計000分)
年小---最長で1日00分(1週間では合計000分)
*もちろん、兄弟がいる場合は、
一番小さい子が基準です。
※上に合わせるのは、下は見殺しにするということです。
※悪知知恵を働かせて、
ろくでもない交渉をしてきたら、
即座に没収して捨てます。
当たり前です。
「武井壮が語った「スポーツが短期間で上達するコツ」が説得力あり過ぎてスゴイ」
『笑っていいとも』で元陸上選手の武井壮さんが語った「スポーツが速く上達するコツ」がすごすぎると話題に。→http://logmi.jp/5734
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<DONGURI-THEORY>をご存知のみなさん。
「どんぐり」では「基本中の基本です」ね。
バイオフィードバック&マッチング理論ですね。
毎回やっていることですもんね。
...だから、何にでも応用できる万能力を育てられるんですよ。
「どんぐり理論」を知っているとスッと最深部まで理解できますね。
<この視覚イメージ+肉体制御>の後に、感じる力そのものについて言及すればいいのですが、そこは、奥義の部分なので、言っていませんが、ま、そういうことです。
「感味力なきところに応用自在の力なし」ってことですよ。
*幼児・児童期にすべきことも分かる。...ね。
武: 自分の身体を思ったとおりに動かす、っていうこと。
●意識する...意識的に微調整の過程を意識する...微調整している時に視覚イメージの操作をしていることを意識できるようになる。...視覚イメージ操作が自在になる。...やったことのない動きでも一度もしないでもできるようになる。
>>講演会でも、時々、実演しますね。
武:スポーツっていうのは、まず技術練習する前に、自分の身体を思ったように動かす練習をしておくっていうのが一番大事で。
●これが基礎・基本。思考の仕方を学ぶ→オリジナルの(自分の感覚感情を基準にした)原形思考回路(様々な動き)を蓄積する。
*兵庫県の野々村竜太郎県議(47)の映像です。リンクも貼りたくないので…。
真偽や道義的責任や品位や<恥さらし>などということとは別次元の問題です。
間接的な問題ではなく、直接影響を与える危険な映像という意味で忠告します。
これは、子供が目にしてはいけない映像<刺激>の一種です。
コメントを言ったり、議論したりするのは結構ですが、
映像を流してはいけませんし、簡単に見れるようにしておいてはいけません。
例えば、議論するなら、議論をする人達だけがモニターで見て議論をすべきもので、
決して、お茶の間に流していいようなものではありません。
NHKでさえもニュースとして放送していますが、
殺人現場をそのままライブで流していることと同等です。
ホトホト<18禁ニュース>というシステムを導入しなければならない時期に来ていると痛感します。
デジタル放送で双方向性のデータ通信ができる時代なのですから、
18禁ニュースを見る場合にはパスワードを入力するなどして制限をかけるべきです。
まず、最初に実施すべきはNHKの【教育】テレビであることは、言うまでもありません。
教育的とはこういうことも含むのです。
移植
*前回の投稿の題材が、余りにもお粗末な内容で、どうも落ち着かないものですから、
目の覚めるような実話を紹介します。どんぐりで、どこまで進化できるかが見えます。
http://quadri-s.co.uk/index.php?QBlog-20121014-2
QMC /quadri-s maths club
【驚くべき視点】:2012.10.14
私の子供が驚くべき視点を話してくれた。とても貴重なので記録。
これまで12歳を目処に思考回路の作成を最優先させて私たちは日々楽しく過ごしてきた。子供は、12歳くらいまでは余計なことをせずゆっくりと本当の思考力を養う必要があるという程度に理論を理解している。
自分の考えはパパの言っていることと少し違う。でも自分の言うことの方がパパの理論よりも make sense だと確信していると言うのである。以下ポイントを整理。
どんなことよりも大切なことは「楽しい」と感じること、「楽しい」とは何かが分かること。その楽しいと感じる気持ちと考えることが楽しいと感じることがリンクすること。このことが最重要。
この「楽しい」という感情そのものを感じられるようになって、その感情が考えることとリンクできるのは12歳ではなくもっともっと早い時期でそれができる期間ももっともっと短い。たぶんY2くらいまで。でも記憶が残り始めるような年からでないと意味がない。つまり6歳くらいから7歳前後くらいの1年間から2年間くらいのような気がする。
パパとお風呂に入りながら算数を考えたりするのが何よりの楽しみだった。毎日その時間が来るのが楽しくてしかたなくて、6-7歳ころの自分の記憶はそればかりが残っていてそのことがすべてだった。
注:この頃1から10までを足し合わせる良い方法はないかひたすらお風呂の時間に考え続けた日々があった。1年近くは続いたと思う。お風呂専用のクレヨンを買って、お風呂の壁やいらない紙を貼ってとにかく良いアイディアがないか書いたり考えたりを途方もなく繰り返していた。
このときに楽しいとは何かを感じることができた。この時期にしかその感情を理解することはできないような気がする。だから、ゲートは12歳までに思考回路を作るというひとつだけではなく、楽しいことがわかることのできるゲートがもうひとつある。それは7歳くらいに閉じられてしまう。
もしもそのゲートをくぐれなかったらその後にいくらお絵かき算数をやっても今みたいに楽しめないような気がする。
自分はキャラクターとか書くのが楽しくて仕方がない。たとえ過去書いたことのあるキャラクターと同じものが問題にでてきても、今度はどんなキャラクターにしようか考えることが楽しくてしかたない。でももし第1のゲートをくぐっていなかったなら今みたいに思うことができないと強く感じる。あーあ、また同じキャラクターか、みたいに感じていると思う。
そしてもし第1のゲートをくぐることができたのならその後、たとえマイナスの学習を強制されたり、せざるを得なくていやな時期を長く過ごしたとしてもまたあの時の楽しい感覚を瞬時に蘇らせることができてダメージをほとんど受けなくて済むと確信している。
もしも第1ゲートをくぐれていなかったなら、マイナス学習を強烈にやった場合、もうもとには戻れないと強く思う。
だからゲートは1つではなく2つある、と確信している。多分、第1ゲートの方が第2ゲートよりも遥かに重要で、12歳頃の思考力の強さは第1ゲートをくぐったかどうかで実はすでに決まっているような気がしてならない。パパは第2ゲートをうまくくぐれたかどうかでセカンダリー以降の伸びが決まってくると教えてくれているが自分は違うと思う。第1ゲートをくぐれたかどうかにかかっていると思う。
そして学校でクラスのみんなを見ていると第1ゲートをくぐれている人は少ないと思う。特にトップクラスの子たちはたぶん楽しいとは何かを分からないのではないかと思っている。
パパはテレビやゲームはダメだと言っているが、第1ゲートをくぐっていれば、考えることの方がそんなことより遥かに楽しいと分かっているからそんなにテレビを見たりゲームをしたくなったりしない。だからテレビを見たり、ゲームをしたりしてみれば第1ゲートをくぐれたかどうか分かる。
プライマリースクールは、学校の授業などY2くらいまでは本当に緩くて負担がほとんどない。だからその時期が「楽しい」ことを理解するのに最適に思える。自分がそれを感じた時期がY2くらいで一致する。
そして考える問題は難しければ難しいほど良いと思う。簡単にはあきらめずにねばることがどういうことなのか得ることができたと思うから。
とにかく一番最初は何をやるから、何をやったから、ということより「パパといっしょ」だったから楽しい、「いっしょにいるのが楽しい」というのがすべてだった。だから第1ゲートをくぐらせてくれてパパには本当に感謝している。
これは私が言っているのではなく私の子供が言っていることである。いつも信じられないオリジナルの工夫を見せてくれて驚かせてくれているが、今回私に語ってくれた考えのあまりの鋭さに正直言って反応できなかった。
私よりも遥かに理論を理解している。
これはどんぐり理論で出てくる「喜怒哀楽」の話である。当然、私の子供はそのことは知らない。だが自分の感覚で実感して分かっているのである。
喜怒哀楽の「哀楽」の感情を得るのは難しい。「楽」の楽しいという感情を得ることが簡単ではないことを子供は自分の感覚で分かっているのである。
本当に鋭い感性である。
<引用終わり>
どんぐり理論で展開される理論を実感で味わっている様子が見て取れますね。
前回の記事の大人と今回の記事の子供は、何度生まれ変わろうと、住む世界が全く違います。
超レアで貴重な<一目瞭然動画>が撮影出来ましたので、公開します。
下記受講ページよりパスワードを使って入室後、視聴して下さい。
今回の動画は全て2014.07/04(金)に撮影したものです。
*1日でこんなに貴重な動画が連続して撮影できる日が来るとは思いませんでした。
何十年かけても撮れるかどうかわからないほど貴重な動画です。
<DONGURI-PILOT-α01>
*ゲームが原因の「考えられない頭」を育てている真っ最中の動画<低学年男子>
*答えが出さえすれば分かっても分からなくても関係ない。
分かる分からないなんて全く気にしない。
目の前のことをしのげれば、どんなでもいい。
「適当な技で、目の前のゲーム場面をクリアするだけの事の連続」
が育てる強力な【考えない習慣】の結果です。
*言葉でも分かる→「答え、何かいなねぇ〜」
→自力で解く意志は全くない。なんでもいいから適当に数字合わせをして、何回もやって数字を変えてれば当たるんじゃない?
→クリア出来んじゃない?それでイイんじゃない?
→見事なまでの計算だけの数字遊び。←目の前で先生から「絵を描いてね」と何回もアドバイスされても...。
→それだけ強力なマイナス学習(計算、漢字、暗記、反復の宿題+ゲーム[カード&DS]です)をしているということです。
<DONGURI-PILOT-α02>
*最も重要な学力「思考の忍耐力」を育てている真っ最中の動画<高学年女子>
*考える材料がなければ材料から作り出す。材料があるから考えられる。
全く新しい概念でも。説明するだけでその場で使えるようになる。←これは、どんぐりっ子の特徴ですね。
<DONGURI-PILOT-α03>
*一言も言わないのに、下級生のために一行音読指導を自分で考えて指導しながら自分の問題も自力で解く女の子。
さらには、とにかく絵を描くことを丁寧に何度も何度も当然のように指導してくれる。
※本当に、指導のお手本を見ているようなことを、
その子は一言も頼まれもしていないのに、
指導方法も言わないのに、
自然に毎回、サラッとやってのける。脱帽である。
●毎回電話で
「どうしたらいいでしょうか」
「〜〜していいでしょうか」
と聞いてくる保護者を考えると、月とすっぽんである。
完璧に自分の判断基準が見事に育っている上に、見事な工夫を自然にやってのける。
12歳と42歳と考えても30年の差があるのに、完全に逆転現象が起きている。
...年齢なんて関係ないのだよ。
<DONGURI-PILOT-α04>
*学校では優秀な子の前に立ちはだかる大きな壁のことを生徒と先生と保護者で
話している貴重なアドバイス真っ最中の動画<高学年男子>
*数字は描く、絵も描く、言葉では考える、頭の中でも考える。
しかし、<絵図で考える準備>が出来ていない。
これが、進化できない原因である。明確である。
一番大事なことをしていなければ、この壁を乗り越える進化はない。
絵図で解いていると、その子の状況がリアルタイムで隅々まで分かる。
しかし、親子で覚悟ができないと進化はないし、強制的にさせることはしない。
*例えば、絵を描くことが苦手な子供の親御さんがいらっしゃいます...
>絵を描くことが好きではありません。
●好きだからする、嫌いだからしないというものではありません。人間になるためには必要なことだからするということですよ。【趣味】講座ではありませんので、勘違いをしないでくださいね。
>何もないところから自由に絵を描く、というのはかなり苦手です。
●ここが修正すべき部分です。思考材料を自力で作るのが苦手ということです。
>元々絵を描くことが得意でなく、どちらかというと苦痛な方なので、絵というよりは図になっていることも多々あります。(以前から、幼稚園・保育園で絵を描くことに対して苦手意識があり、自ら進んで絵を描くことは年に数回程度でした。)
●だから、どうするか工夫するのですよ。苦手だからそのまま、
では<考える材料を作るのが苦手だと分かっているのに放置する>ということですからね。
「走るのが苦手」でもいいんです。
「料理が苦手」でもいいんです。
思考回路養成とは、直接には関係ありませんからね。
ところが、「文章の絵図化」は「思考材料を自力で作ること」なんです。
これは、人間になるためには、絶対に必要な力なんです。
だ・か・ら、誰もが例外なく練習しなければならないのです。
移植
その人の価値は、
その人が、何を大事にして、
日常生活を暮らしているかで決まる。
何をしたかではない。
というのも、
その時が来たら、
その人は必ずそれをするからである。
つまり、
その人が生きている間に、
その機会が来るか来ないかは、
その人の価値を左右する
要素にはならないということだ。
時代の流れもある、
環境もある、
天命もある。
しかし、
どんな場合でも、
その人の価値は、
その人が決めるのだ。
その人が、何を大事に日常生活を暮らしているか。
ただし、本気でね。
単純な構造のものばかりをしていると、単純な見方しかできなくなる。
しかも、その単純なことを基本と思っていると、反復させることで、異常に単純な見方考え方を強化することになる。
やればやるだけ、応用のきかない硬い頭が出来上がる。
それどころか、複雑なものに拒絶反応を示すようになる。
複雑なものとは、思考そのものである。
ということは、基礎基本の勘違いをしていると、やればやるだけ考える力がなくなっていくというパラドックスが生じる。
学校での、高速・大量・反復は、まさに、この悪影響を与えていることになる。
単純なものの中に複雑なものを見つけるのは不可能である。
逆に
複雑なものの中に単純なものを見つけるのは簡単である。
基礎基本とは「何にでも応用できる万能力のこと」である。
例えば<デンタくん>は、
年齢・性別・国籍・能力を問わず、誰にでも万能計算機を提供する。
<参照>
愛すべき自閉っ子の成長日記→http://tainikki.exblog.jp/i16http://tinymce.moxiecode.cp/mce_temp_url
2013年 12月 24日
デンタくん!!!
算数試行錯誤中。計算に時間がかかり、得意な視覚を使ってないので、苦しんでいる息子くん。いろいろ取り組んで以前よりはましなりましたが、日によって違うし、冬休みの宿題は計算プリントの山。プリント見ただけでストレスを感じることには変わりがありません。ソロバンもやってみたのですが、イマイチ進展がなく。(足して引いての作業が多いから混乱するみたいでした)以前も紹介しましたが、絵で解く算数のどんぐり倶楽部。ここで紹介されている方法がまさに視覚を使うものなので、試しにやってみました。その名もデンタくん。
http://reonreon.com/finger-2.html
手と足の20本の指先を視覚でイメージングして足したり引いたりするもの。どんぐり倶楽部ではあくまでも学校の授業の中での計算で使うためのもので、暗算を推奨するものではないらしいんですけどね。(どんぐり倶楽部ではどんな計算でも暗算ではなく丁寧に筆算を使うことを推奨しています。)なんとか視覚でイメージしてもらおうと、ブロックもおはじきもドッツもソロバンもやってみたけど息子には視覚でイメージするには至らなかったのですが、このデンタくんを使って計算をさせたところ。(学校の冬休みの宿題の計算問題で試したのです)なんとなんと...!!!...今までの息子とは別人のようにスラスラ解くではありませんか!!!
速いですよ、速い!いや、計算が速くなったということもですが、
息子自身にストレスがないということが良いではありませんか。
聞くと、まさに頭の映像を見ながら計算できていたらしい。
学校で習った10を作ってやる方法よりも、デンタくんのほうがストレスがなかったようなんです。
ちなみにネットの画像を見せてちょっと説明しただけでできました。
手足をイメージするところが、イメージしやすくてよかったんでしょうね。
あまりにすんなりできたので、興奮してブログ書いちゃいました。
息子にマッチした方法が見つかってよかった〜。(20以上の数でも応用できるのかな。詳しくサイトを読んでみないといけませんけど。)
↑追記:デンタくん3以上の方法で無限に暗算できるようですが、どんぐり倶楽部では暗算をすすめていないので、デンタくん2までにしましょう、という考え方のようですね。
さて、どんぐり倶楽部では九九の三角視算票なるものもあるらしく、視覚で覚えることができるものだそうです。
こちらも気になります。2年生になったらこちらも活用してみたいと思います。
●Nokolaboで、1年かけて「考える習慣」を育ててきた。
それぞれが、考えられるようになってきた。
驚くべき進化をとげる子も出てきた。
また、逆に、予測通り、全く進化しない子もいる。
その子の努力(特に時間)は、「全てが水の泡」である。
「全てが水の泡」ってことはないでしょう。長い人生では〜。
などと、呑気なことをいう人もいるが、水の泡である。
*考える習慣が身についていない子供達には共通点がある。
1.ゲームをしている(DS〜カードゲーム)...得意気に話す子は要注意,
2.宿題制限をしていない
3.保護者が全く変わっていない。
*耐性の問題もあるので、個別には大丈夫な子もいるが、その大丈夫な子でも、
予測通り、やはり進化は非常に鈍い。もったいない限りである。
*Laboでは数十台のビデオを使って詳細な記録をとっている。
「動かぬ証拠」ではないが、変わる意志が見える保護者には見せることにしている。
その気のない保護者には見せない。そんな時間はない。
←ビデオカメラの一部→もちろん、呆れられていますよ…へへへ。
<参考記事>
§ゲームを買い与えるなら覚悟を<どんぐり学舎>
§ゲームのこと<Ham&Eggs>
●さて、この<ゲーム>を、<携帯・スマホ>と置き換えても同じことが言えるのですよ。
§それでも持たせておきますか?<どんぐり学舎>
●さて、意外だと思いますが、この<ゲーム>を、宿題の<お粗末3点セット>と置き換えても同じことが言えるのですよ。
§宿題の調整後<Ham&Eggs>
移植
とんでもない話だ。賢くなるように育てたから賢く育ったのだよ。
思考力養成をしたから、思考力が育ってるんだよ。
どんぐりに、偶然なんてのは一切ない。
*教育アドバイザー契約でのAdv→貴重な5分間
<絵は描き込めるが、思考の組み立てが中途半端な高学年>
●金森先生の教室(Gフォレスト)の生徒さんの場合
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小3の夏に、教室前においてあったチラシの文章問題が解けなくて、
家でぼろぼろ泣いて、悔しくてうちに来た女の子。
そろそろ3年たちます。
途中、宿題と習い事に潰されそうな時期もありましたが、
お母さんがどんぐり理論を学んでくれて、
習い事を減らし、
宿題マシーンも稼働。
毎週お母さんは教室で妹の分と合わせて2人分、必死にやってます(笑)
お母さんは最初、 「えっ 私が(子どもの宿題を)やるんですか?」 でしたが、
今は、
「みんなこんなのやらされてどうなっちゃうんでしょうかノ」
でもどんぐりは誰に話しても伝わらず、
他の親はどこどこの塾がいい、
中学で塾に行かないなんてありえない、
●●ちゃんはもともと賢いのよ、と。
<中略>
どんぐり倶楽部のいう「幼く・賢く・逞しく」ってこういうことなんだよなぁ
と感じさせてくれた子。
<参考:中学部の予定表>
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百マス計算をやめた
先日載せた小1ガールの1ヵ月半前の作品がこれ。
「面倒くさい、意味わかんない、式でできる、算数はこうやるんだよ」とめちゃくちゃでした。
そして1ヵ月半後の作品がこれ
ネガティブな発言は一切なく、穏やかに絵を描き続けました。
1ヶ月半前に宿題の
百マス計算をやめただけ!
2つ目の問題は高学年でも解けない子が多いですから(^-^)/
もともと賢いんです。テレビゲームはやっていませんし、テレビを見る時間も少ないです。
考えられなかった原因は
学校の計算練習(百マス…)と
宿題(百マス…)です。
宿題をストップする前と後では、表情から言動までまったく違います。
怖いんですよ…単純な計算の繰り返しは。。。
高速計算プリントの教室の子に無表情な子やチックの子が多いのは当たり前です。
うちは入会するときに、公文式、そろばん教室は絶対に辞めてもらっています。
理由は百マスと同じです。出身者で「考える力」が育っていた子にあったことがありませんし。
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http://pegashin.blog53.fc2.com/blog-entry-337.html
そろばん神話
学力養成でそろばんをさせるのであればちょっと考えた方がよいと思います。そろばんで頭は良くなりません。こう言って「その通りですね」という人はまずいません(笑)と思ったら初めて会いました♪私も2年前なら「何言ってんのこの人?」と思っていたはずです。日本人はそろばんでしょ〜!計算が早くなるし、右脳教育にも良いって言うし。でも、今はそろばんが学力養成には役に立たないこと、人によっては害にさえなることを確信しました。
昔の人は、今みたいにTVゲームもないし、TVもない、遊び道具も自分でつくるような生活で、遊びと生活の中でいろんな工夫をしてきました。その工夫が複雑なことを「考えられる」思考回路をつくってきました。
そしてそろばんで「計算力」をプラスしてきたんですね。
ところが今の子どもは、ゲーム、テレビ、パソコンなど便利で自分が工夫しなくても楽しめる生活に慣れ、「考える」思考回路がつくられていません。そこにそろばんや計算ドリルなどの単純な刺激がくわえられると単純な思考回路がつくられ、「考えられない子」がとても多く出来あがっています。
高学年の子が、年長さん向けの文章題の意味が読み取れず、めちゃくちゃな答えをだすんです。何カ月もかけてリハビリしかなり回復しますが、最初はこういう問題に全く手が出ません。
ここは くらげのうみです。
奇妙な計算2
昔ある5年生がやった問題です。
学校の成績は優秀、そろばん歴5年以上でそろばん教室のエース的存在でした。
運動系の習い事に力を入れていて、
一見文武両道の素晴らしい子どもです。
【問題】(年長向けのためひらがな)
たいようさんと かみなりさんが かけっこをしました。たいようさんは 1にちに ちきゅうを 1しゅうしかできませんが かみなりさんは 1にちに ちきゅうを 6しゅうも まわることができます。
では、たいようさんが ちきゅうを 3しゅう したときに かみなりさんは ちきゅうを なんしゅう しているでしょう。
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かいてあったのが
式 3 + 5 = 8 答え 8しゅう
???
これも絵図をどうにか解読すると
太陽が1周のとき雷さんが6周だから5周多い。
その5を太陽さんが地球を3周の「3」と足したようです。
つまり、
6−1=5
5+3=8 という2段階の計算ですね。
そろばんも
好きでしているスポーツチームでの活動も
「考える力」を育てられなかったわけです
塾を開いて3年半、そろばん教室出身者で賢い子が来たことはありません。
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関西からのお客様
以前こちらの記事で書いた塾と算盤教室を併設されている方が、わざわざ関西から話を聞きに来てくれました。
そして、子どもたちの学力不振についていろいろ意見交換をしました。
「算盤教室に賢い子はいますけど、算盤で賢くなったわけではなく、もとから賢いんですよね。」
など、失礼なことも申し上げましたが同意してくださいました。
(だから「地頭を鍛えるお絵かき算数ドリル」に関心を持っていただいたんですが)
そして、一番話が盛り上がったのが、
「最近は無表情な子が多い。」
「子どもはもっと落ち着きがなくて、いろんなことに興味を持って子ども子どもしているもんだ。」
このあたりですね。
(なぜそういう子どもが増えているかの理由はいつも書いているので今回は書きません)
他にも、
「テストに出んの?」が口癖の子のこと
「これ掛け算?割り算?」と考えようとしない子のこと
例題どおりの絵図もかけない子のこと
ああどこも同じだなぁと思いました。
<後略>
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http://pegashin.blog53.fc2.com/blog-entry-927.html
お絵かき算数ドリル
「我が子と教室の子ども達を勉強嫌いにしてしまった反省から…」
という元○文教室の指導者の方
「そろばんでは計算は速くなっても思考力は育ちませんからね・・・」
というそろばん教室兼業の方
「勉強はできるのに、会社で使えない若者の多さに怒りを覚えていました…」
という元企業の管理職の方
問い合わせでも本音の嘆きをたくさん聞きました。
「中学生はもう諦めています」
「学校の勉強ではなく、こういうことをさせないとだめですね」
「使ってみていかに考えられない子ばかりかがわかりました」
「親子2代で○文の指導者でしたが、今は教室をやめて海外に教育移住しています」 などなど
地頭を鍛える学習教室のHP(http://www.jiatama-t.com/)では「そろばん」さえ否定しています。
それでも、そろばん教室併設の塾を運営している方から
「おっしゃる通り、おっしゃる通りなんです、最近の子たちはそろばんをやっていても全然ダメなんです…というか何をしてもダメな子が多いんです。そろばんは人は集まるんですけど…」
といった電話がかかってくるんです。
10年以上塾をされている方からです。
異常事態なんです!
生活全般が、学校の授業や宿題が、子どもたちを取り巻く環境が、
子どもたちに「考えない」ようにさせているんです。
12歳までに「思考できるように進化する」のが人間なのに、その大事な時期に
「読み書き計算の徹底反復」「点をとるだけのパターン学習」「浅い理解しかできない先取学習」
「テレビゲーム」「テレビ」「知育DVD」「早期英語学習」「習い事地獄」「外遊びの不足」
といった思考力を育てない環境にどっぷり浸かっているんです。
たくさんの子どもたちを預かっている最前線の学校の先生は気がついているでしょう。
塾の先生は気がついています。
同じ子を何年も面倒をみるから、低学年で成績が良い子が高学年や中学生になって振るわない「満点落ちこぼれ現象」を目の当たりにしている方も多いでしょうね。
でも世の中の多くの親たちは気がついていないのです。
お客さんである保護者には家庭に問題がありますなんて絶対に言いませんから。
表面的な学力だけつけて問題を先送りするのです。
打つ手を知りませんし、自分の子どもじゃないですからね…。
塾を開いて少し経った頃、先輩塾長達とこんな会話をしました。
「塾ってテストの点数はあげられるけど、頭を良くすることは出来ませんよね(私)」
「まあね、それは無理だよ、いいんだよ親は塾に点数をあげて欲しがってるだから」
「学校準拠の勉強ばかりしてたら賢くなんてなるわけないでしょ」
「でも自信がないなら学校準拠のテキストを徹底反復させるのが無難だよ」
「成績をあげながら賢くするのって凄く難しいから」
「…(私)」
点数をあげるための勉強でかえって頭が悪くなるってことに気がつかなければ…それなりに楽な塾経営ができたんですけどねぇ(苦笑)
あとはこんな会話も普通にしてました。
「勉強が出来るか出来ないかなんて親と話せば一発でわかるよ」
「大抵親が勉強できない原因になってるからね」
「塾でやっていることを台無しにしちゃう親も多いしね」
「でもね〜それを言えないのが辛いところ。」
「確かに…(私)」
今は結構言ってますけど(笑)
移植
*Donglish2014 in 大阪の受講生があと2人で19人になるそうです。
19人になると、受講料が30000円→22500円になります。
来年を開催するかどうかは未定ですので、迷っていらっしゃる方は、
チャンスです!
NewCrown1.2.3を使った中学英語を2日間15時間で仕上げる講座です。
12歳〜120歳が受講資格です。2014.08/09-10。
*詳細は下記まで。
http://yaplog.jp/pee-kaa-boo/archive/727
*ワイン持って行こうかなぁ...
*前述の通り、金森先生のところには、多くの指導者からのSOSが届きます。
*重要事項ですので、ちょっと解説を加えます。
------------
「我が子と教室の子ども達を勉強嫌いにしてしまった反省から」という元○文教室の指導者の方
「そろばんでは計算は速くなっても思考力は育ちませんからね」というそろばん教室兼業の方
「勉強はできるのに、会社で使えない若者の多さに怒りを覚えていました」という元企業の管理職の方
「中学生はもう諦めています」
「学校の勉強ではなく、こういうことをさせないとだめですね」
「使ってみていかに考えられない子ばかりかがわかりました」
「親子2代で○文の指導者でしたが、今は教室をやめて海外に教育移住しています」
*そろばん教室併設の塾を運営している方から
「おっしゃる通り、おっしゃる通りなんです、
最近の子たちは
そろばんをやっていても全然ダメなんです。というか何をしてもダメな子が多いんです。そろばんは人は集まるんですけど」...10年以上塾をされている方からです。
異常事態なんです!生活全般が、学校の授業や宿題が、子どもたちを取り巻く環境が、子どもたちに「考えない」ようにさせているんです。12歳までに「思考できるように進化する」のが人間なのに、その大事な時期に
「読み・書き・計算の徹底反復」
「点をとるだけのパターン学習」
「浅い理解しかできない先取学習」
「テレビゲーム」
「テレビ」
「知育DVD」
「早期英語学習」
「習い事地獄」
「外遊びの不足」
といった思考力を育てない環境にどっぷり浸かっているんです。たくさんの子どもたちを預かっている最前線の学校の先生は気がついているでしょう。塾の先生は気がついています。
-----------------------
<出典URL:http://pegashin.blog53.fc2.com/blog-entry-927.html>
●ここでポイントになるのは、個々のさせてはいけない学習ではありません。
それらは、実は、子ども自身のエネルギー量や耐性の違いで影響が異なるのですから、悪影響は出なかったという場合だってあるからです。
ですが、上記の<そろばん教室併設の塾を運営している方>の
「最近の子たちは」
には注目していただきたいのです。
そうなのです、現状は以前の環境とは全く異なり、今まで悪影響としては現れないくらいに自然なリセットが効いていたことでも、現代ではリセットが全く効かずに、考えない学習の悪影響がそのまま現れてしまうということです。
だから、普通に学校で出されている昔と同じ「宿題」だけですら、悪影響をおよぼす時代になってしまっているということなんです。
「ウチは特別なことは何もしていないから大丈夫」ではないんです。
自然には、悪影響のリセットができない時代になっているのです。
昔は、多少の悪影響は、外遊びでリセット出来ていたから、問題にならなかっただけです。悪影響はあったんですよ。でも、リセットできる機会がたくさんあった。
もちろん、その時代でも、やり過ぎると、やはり、現れてた。
それが、今は、<やり過ぎ>でなくても、リセットできないから悪影響の全部が、ダイレクトに現れる。でも、自分たちもやってきたことだからという、ベールが事実を見えなくしてしまう。
実際に、外遊びの時間やゲームをしている時間を計測すれば、保護者が過ごしてきた時代との違いは明白です。それが、原因なんです。
●残酷な教材に理由があるように優れた教材にも理由があります。
*どんぐりには豊富な動画<事実>が揃っていますので、一端を公開します。
気づいていただければ幸いです。そして、行動していただければ救えます。
Only_K:公文式を5年間毎日マジメに取り組んできた5年生(宿題もキッチリ)
Only_D:どんぐり問題を週に2問だけ取り組んできた5年生(他の勉強はナシ)
*2人の5年間の学習結果がココにあります。同じ問題をやってもらいました。
……………………………………………………………………………………………
<5MX19> 月 日( )
お祭りでハムハムは焼鳥3本とタコ焼4コを2000円で買いました。チュ-.助
は食用ミミズと食用オケラをハムハムが買ったタコ焼の数の3倍ずつ買いまし
た。値段は焼鳥1本がタコ焼1個の2倍、ミミズ1匹がオケラ1匹の半分、
オケラ1匹はタコ焼1個と同じです。では、チュ-.助が使ったお金はいくらに
なるでしょう。
……………………………………………………………………………………………
■Only_K
■Only_D
*能力は同程度だった子供です。学校の成績では、Kの方が低学年では優秀と言われていました。
*もちろん、成績での評価は全くの勘違いです。
これらの実力(絶対学力)の格差が生じた理由があります。
思考するとはどういうことかを、
教えられているのか教えられていないのかの差です。
2人が持って生まれた能力に差はありませんでしたが、
5年後には歴然たる学力格差になって現れています。
学習方法が、この格差を生み出したのです。
*手法も理論も公開しています。どうぞ、御利用下さい。
<分かるとは...考えるとは:2MX34を使って体感する>
*どんぐり問題:2年生向け2MX34の問題も添付しておきます。
……………………………………………………………………………………………
<2MX34> 月 日( )
今日は全校CD飛ばし大会の日です。50人が一緒に飛ばします。上位3人の記
録を合わせると、下位2人の合計の丁度3倍でした。5人の記録を合わせると
640mになりました。下位2人の差を20mとすると
最下位は何mになりますか。
……………………………………………………………………………………………
<模擬授業>←貴重
*ご存知のように、学習には、プラス学習とマイナス学習がある。
→http://reonreon.com/reonreon/index-page=11.html
→http://donguriclub-by-beon.blogspot.jp/2012/09/by-mse.html
足し算すれば、結果は簡単に出てくる。簡単なのでズレはない。
■−9+1=-8
■−8+2=-6
■−3+2=-1
■−1+1=±0
●±0+2=+2
●+1+2=+3
●+5+2=+7
*−2+2+2=+2…というのもありますが、
だったら、+2+2=+4に「しましょうよ。
□大量のマイナス学習をさせながら、ほんの少しのプラス学習をしても効果は出ません。
...当たり前です。
□マイナス学習を全てカットすれば、ほんの少しのプラス学習をするだけでも効果抜群です。
...当たり前です。
□マイナス学習を切らずに「どんぐりの効果が今ひとつ分からない」なんて、言う人がいます。
...お願いですから、止めて下さい。
止めるのはどちらでも結構ですが、止めて下さい。誰もが迷惑です。
どんぐりは100%の効果があります。人間であるなら、例外はありません。
【マイナス学習】
反射強化学習、暗記学習、高速学習、大量学習、お粗末3点セット宿題、TVゲーム、暗記高速を競うカードゲーム、電子機器依存生活、猿真似学習系習い事、パターン学習、分からなくてもできれば評価されるシステム学習...等など。
【プラス学習】
感じる生活、味わう生活、子供のテンポを守った入力、ルールを守って行う「どんぐり問題」...等など。
□5-10分で簡単だからという理由で、宿題を最後まで制限しなかった6年生がいる。1年間、Pocketに通って、途中でチョットだけ改善したが逆戻りをした。鞄の中には、宿題と遊戯王のカードが山ほどあった。...はい、これだけでマイナス過剰です。
□能力はあるのだから、環境さえ設定してあげれば、修正できるのに。甘いなぁ。保護者の意識がコレでは無理です。週に1-2回、考えてるふりをして50-60分過ごしているだけでは、健全な思考力は絶対に育たない。
*簡単な足し算です。材料を洗い出して検討すれば、誰でも確認できます。