どんぐり倶楽部の糸山先生の雑記帳

絶対学力を育てる[どんぐり倶楽部]の糸山先生が書いている日々の雑感

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2015年03月15日
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●再々掲載です。<ファーストフード化された教育産業>
・味覚異常:人為的学習障害(ALD)→味蕾の発育不良:思考回路網の作成不足
※臨界期があるので再生不可能(味は分からない)

スローフード運動:スロースタディー運動>
●娯楽と洗脳:「タッチとパンチの法則」:同じ刺激でも相手の状況や状態で意味や影響が全く異なる:知らなければ、良かれと思って毒薬を飲ませ続けることになる→判定方法:5倍5週の法則

<擬似三次元ゲーム>
・大人→娯楽:追体験(再現感情を味わう)
・子供→洗脳:感覚異常(原形体験:不自然な感覚回路が基本回路となる)の蓄積→異常反応

<携帯TVゲーム:脳を鍛える→「鍛える」が曲者>
・大人→回路強化・仕上げのまとめ
・子供→単純回路による複雑回路の作成妨害・いじめ
※同じことでも「まとめ」にもなり「いじめ」にもなる
賽の河原:「訓練」vs「罰」

<マス計算:脳の活性化>
・大人→リハビリ
・子供→ストレス
・カチンカチンの筋肉頭→強そうに見えるが、無駄な力と役に立たない運動しかできない
・しなやかな柔軟頭
・感覚を麻痺させるような情報が氾濫している現代に於いては「見せる教育」以上に「見せない教育」を意識しないと基本回路に異常な情報が固定されてしま。
・後追い現象...体は視覚イメージの後追いをする(意図的に出来る出来る:ここでSTOP→無意識に反射的にしてしまう)
・負のイメージトレーニング
・安易な調べ物学習...TVnews:再現ドラマ
・TVゲーム:疑似体験→負の「お手本」:自然で正常な体験が少なく進化途上の子供には劇薬
・反射的学習は、考えないで反射的に反応する「考えない頭」を育てるのは当たり前
・勉強が反射優位だと、勉強モードになると瞬時に考えないモードに切り替わる
*どんなに監視体制を強化して異常を事前に察知しても異常自体は減少しません*
■日本の教育は今、非常に危険な状態にあります。自分のお子さんは自分で守ってください。一番恐ろしいのは感じることが出来ないように育ててしまうことで す。感じていないのに感じているようなことを言わなければならない、書かなければならない状況は感味力を消滅させます。だから、幼児・児童期に表現力養成 はしてはいけないんです。子供がどう思っているか知っているのだろうか。全国規模の作文コンクールで表現の猿真似をさせられた子供の反抗の記録も参考にな るでしょう→<2006.9/5読売新聞・夕刊〜余響〜

実はもっと根は深いんです。何も言えなかったら、あるいは感情を作られてしまったら一生自分の感情を知らずに生きていくことになるんです。
キレる子供の調査?...1億5000万円の無駄使い

●全国の小学校の先生に読んでいただきたい部分です。
残虐で幼稚な犯罪の元凶と予防策

※徳山高専女子学生殺害事件や長崎の小6同級生殺害事件や様々な猟奇的犯罪にも幼児・児童教育が深く関わっています。
1.安定した情緒(情緒教育)→2.正常な感情(感情教育:特に快感回路・満足回路)→3.理解・思考・判断力養成(思考教育:特に納得回路)→4.表現力・知識・スピード
※4.を1〜3に入れ込むと人間養成のベースを育てられなくなります。知的系統的教育は幼児・児童期(特に9才まで、できれば12才まで)には厳禁なので す。一生使うベースとなる脳の回路は生後12年かけて作られるのです。その回路作成を邪魔する最も危険な教育が知識量とスピードを求める教育なのです。
※普通に見える子供がとる異常行動は異常行動に繋がる引き金が引かれたからではなく幼児・児童期に育てるべき(この時期にしか育てられない)違和感(感情 教育)というブレーキが育っていなかったからではないでしょうか。今、多くの子供達はブレーキをつけて貰えずに急勾配の曲がりくねった山道を降りているの だと思います。

<やってはいけないウサギ跳び:やってはいけない徹底反復>
●長い間基礎体力作りに効果的だと信じられていたことが危険行為だと分かっています。徹底反復学習も同じです。一刻も早く気づいてください。

<異常行動の理由>
●理由1:表面的な偽物の学力を育てるための高速反射学習と実態を伴わない知識による無感覚判断学習。
●理由2:求めるべきではない時期に表現力を求めることで幼稚な判断を強化する表現力の養成。
●理由3:成熟した判断力を育てられずに異常な情報にさらされた時の固定的(幼稚な考えの)反応。
※全ては現代社会では普通になってしまった異常な情報に、対抗できるような成熟した頭を育てられない教育手法しか持たないのが原因。←理論がないので行き当たりばったり。

<異常行動の予防>
●予防1:高速反射学習をさせない。
●予防2:小学校では表現力を求めない。※表現力の養成は「理解力・思考力・判断力」の後です。高校から。
●予防3:小学校時代は「見せない教育」も考慮する:インターネットは世界共通です。つまり、入ってくる情報に歯止めはきかないということです。また、日本が特別に異常な情報社会だというわけでもありません。さらに、宗教がらみの犯行は昔から全世界でありますが、日本は無宗教と言っていい状態です。すると、異常事態の原因は教育以外には考えられないのです。今までの教育の根本的な勘違いが大きな代償を招いているのです。一件や二件の事件ならば本人の異常性に結びつけることもできますが、もはや個人的な問題に帰することができる状況ではありません。「普通の子」が「殺人事件」を起こすことは異常事態以外のなにものでもありません。教育内容や項目ではなく。教育方法を変えて、今すぐに「豊かな教育」を実践して欲しいと切望します。

食育と教育の共通点>感じることが出来なければ(感味力養成が出来ていなければ)正しい判断は出来ない(異常行動に繋がる)味蕾を育てられなければ正しい味は分からないし料理を味わうことも美味しい料理を作ることも出来ない。レシピを真似て作ることは出来ても何も分かってはいない。食育で一番大事なのは味蕾を育てることです。つまり、感味力養成です。味蕾が育つには臨界期があります。それなのに、味蕾を育てるべき時期にファーストフードを食べさせていては味蕾は育てられないまま臨界期を越えてしまい一生使えなくなります。「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」味わうことなく感味力養成はできないのです。幼児・児童期に高速多量の反復学習をしてはいけない理由と同じです。感味力を育てることが出来る時期に育てないと育てられないんです。

<感味力と視考力の魅力と威力>これらを知らずに子育てと教育は語れない:感味力を失えば人間にはなれない。視考力を使わなければ最終進化形態には辿り着けない。12歳の思考の臨界期までに、人間的な判断力の拠り所となる感味力を損なわずに、視考力を活用して無理なく無駄なく効果的に、人生を楽しむための絶対学力となる豊かな思考力を養成する。そのためには、健全な教育の理論と手法を会得しておかなければならない。これが、先人の責務である。どんぐり倶楽部は、この健全な教育の理論と手法を提供する。