どんぐり倶楽部の糸山先生の雑記帳

絶対学力を育てる[どんぐり倶楽部]の糸山先生が書いている日々の雑感

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2014年09月23日
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■低学年での無駄な「知的系統的教育」をしないようにしましょう
 中学入試・高校入試を、余裕を持って突破するためには、低学年のうちは、多量の知識を与えたり、高速処理を繰り返す「無駄な知的系統的教育」をしないことです。


 すべきことは応用力の基礎固めです。

つまり、吸収力の深化=味わい教育が重要だということです。
よく「基礎固め」と称して低学年での単純な反復作業(暗記・暗唱・暗算・高速計算)を奨励する人がいますが、これは基礎固めではなく「考えない反復作業」であり、「理解できない頭を育てる」ことであり、「考えられない頭を育てている」基礎固めとはかけ離れた学習です。
 基礎のことを簡単で単純なことと思っているとこうした勘違いを本気で信じ込んでしまいます。

基礎基本とは、何にでも応用が利く最も効果的な考え方のことです。つまり、イメージ再現・イメージ操作(移動・変形・連想・比較)の練習をすることが本当の基礎固めです。

 これと並行して意識できない情報までも記憶してしまう「味わい教育」をするのです。簡単です、「ゆっくり・ジックリ・丁寧に」言葉を交わし、教材を味わえばいいのです。
 こうすることで、様々な思考モデルが数限りなく蓄積され、知的系統的教育を完全に、しかも簡単に消化できる力が育つのです。

パターン学習は小6・中3の9月からにしましょう
 決まったパターンに対応するにはパターン学習が最適な学習であることは当然です。
ですが、それと同時にパターン学習は、一定のパターン認識を強化すると同時に自由な思考を妨害する力も強化します。つまし、応用が利かなくなるのも当然だということです。
 そして、この応用が利かなくなる学習は脳の成長期(特に0〜12才まで)には致命的なダメージを与えます。中学入試が危険である理由もココにあります。
 入試は各学校によってパターンがあります。
設問形式のパターンといってもいいでしょう。ですから、入試で高得点を取るにはパターン学習が必要になります。では、どうすればいいのでしょう。


 伸びない学習であるパターン学習は最後の仕上げにだけ許される頭を固定化する危険な学習なのです。ですから、パターン学習に切り換える時期と方法を知っておく必要があるのです。

 パターン学習に切り換える時期は小6の9月からです。
 パターン学習に切り換える方法は設問形式別に過去問題をアレンジして決まった設問形式に素早く反応できるようにする志望校別設問解釈です。

 

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